低価格ノートパソコン選びのヒント
5万円台のノートパソコンや、ネットブックと呼ばれる低価格パソコンが人気です。 低価格ノートパソコンの選び方は?
CPUは何GBあるかをチェックする
CPUとはパソコンの心臓部。これで性能が決まるといえます。カタログやパソコンメーカーのホームページで、CPUが何GB(ギガバイト)あるかをチェックします。
低価格の理由
パソコンの低価格化が進んでいますが、低価格の理由の1つは、「Atom(アトム)」というCPU(中央演算装置)が開発されたためです。Atomはインテル社が、低価格パソコン向けに開発したもの。
Atomは低価格のCPUで低消費電力と低発熱が特徴。低消費電力だからバッテリーが長持ち、熱を逃がす装置が簡素化できるため、パソコンをより小型化できる利点があります。
CPUってなに?
CPU(中央演算装置)とはパソコンの心臓部で、データを処理する部分。作業机にたとえると、大きな机なら1度に多くの仕事を広げられます。しかし、小さな机では、1度に広げられる仕事の量は限られてきます。
CPUはこの作業机のようなもので、CPUの能力が高いほど、パソコンの動きが早いです。
メモリ不足の症状
パソコンの動きがおそいとき、メモリ不足が考えられます。例えば、こんなことはありませんか?
- 動画を見るとき、途中で固まって先へ進まない!
- CDに画像を焼くとき、CDの容量はあるのにCDドライブが動いてくれない!
- CDに画像を少し焼くことはできるが、まとめて焼こうとすると動かない!
- 仮想メモリを増やしてください、というメッセージがでる。
メモリとは、CPUの一時記憶の働きのことで、CPUをメモリと呼んだりします。CPUは演算(計算)と一時記憶の働きをおこないます。
CPUは何GBあればよいの?
CPUは2GBあればOK!。1GBでもVistaは動きますががやや動作が遅い。2GBなら普通に動いてくれます。 WindowsXPなら1GBでもよいのですが、Vistaは1GBでは動きが遅いです。
カスタマイズできるパソコンの場合、少し価格は上がりますが、あとでよかったと思いますから、CPUは2GBにすることをおすすめします。
ネットブックってなに?
ネットブックは外に持ち出して使うことを目的に作られた小型ノートパソコンで、低価格。 使い方はいろいろです。
- 外出先で、友達とコーヒーを飲みながら、旅行の予約をする。
- ビジネスマンなら、得意先にすばやくメールを送る。
- ブログを投稿しているなら、出先で発見したことをすぐに投稿する。
- 外出先での少しの時間を活かして情報発信する。
ネットブックを買うなら、何に使うか、どのように使うかを明確にすると、機種を選びやすくなります。
もちろん、ネットブックの中には低価格でないパソコンもあります。パナソニックのLets noteのように低価格でないパソコンは、「Atom」でなく「Core2Duo」というCPUが使われており、より高性能。バッテリーの容量も大きいです。仕事でパソコンを手放せない、ビジネスマン向きの仕様になっています。